湿原と人: 湿原面積の減少  
湿原面積の減少 

釧路湿原の面積は、周辺地域の土地利用の変化等の影響を受けて減少しています。図は、1947年(戦後)、1970年代、2000年頃の湿原域を表しています。「指」状の湿原周辺域から、全体的に縮小しているのが見て取れます。

 

1947年の湿原域
(面積:281.35km2)
1970年代の湿原域
(面積:240.87km2)
2000年代の湿原域
(面積:193.57km2)

備考
**1947年の湿原域:1947年撮影の空中写真より判読
**1970年代の湿原域:1970年代の1/5万地形図(国土地理院)より判読(一部2000年頃の地形図にて修正)
**2000年頃の湿原域:2000年前後の1/5万地形図(国土地理院)より判読


上記3時期の湿原を比較するため、それぞれを重ね合わせると、いつの時代にどの場所の湿原が減少したかがわかります。
1947年から1970年代までには、主に湿原の南部、南西部が減少しています(ピンクで表示された箇所)。これは、戦後、釧路市の市街地の造成等が行われたためと考えられます。また、1970年代から2000年頃にかけては、南西部、東部、北部で減少しています。これは国の施策として1950年頃から、畜産振興等がうたわれ、農地開発が進んだ影響が大きいと考えられます。

グラフは湿原面積の減少を表しています。グラフの傾きが概ね一定であることから、面積の減少スピードはある程度一定していたと考えられます(およそ1.66km2/年)。しかし、その減少スピードは速く、面積は約53年間で87.78km2と大きく減少しました。
湿原の「際」付近は、周辺の環境変化の影響を受け易く、これまでに面積の減少が激しかった箇所については、周辺環境や原因を分析し対策を立てる必要があります。


 

 
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